一つ前の記事に続き、美術館のおでかけ日記です。なんといいますか、お絵描き日記という本題を見失いそうです。。。まあいいか。
○国立西洋美術館
https://www.nmwa.go.jp/jp/
上野駅から徒歩3分くらいです。言わずと知れたとこですね。
今回は、モネ展を見に行きました。私は、印象派大好きなミーハーなので、印象派展は度々行ってます。
が!今回の企画展は、さすが国立美術館といいますか、、、展示品の数、クオリティ共に、他の美術館の追随を許さないほどのものでした。。印象派ファンの人は、行って損はないです。。
モネ展と銘打っていても、モネの作品は数点だけ、とか、連作を置いてないとか、そういった企画展も多々ありますが、この企画展は、見たいもの全てある感じでした。モネの制作時系列に沿って、感想交えて書いていきます。
①風景画とか
モネは、モチーフが睡蓮などの自然に寄ってくのですが、その前の時期ですね。今回の企画展では、ロンドンの風景や、水辺の景色の連作が展示されていました。。モネの良さは連作を見てこそ!だと勝手に思っているので、確かな満足です。。
ちなみに、モネはイギリスの人ではありませんが、何度かロンドンを訪れて、絵の題材にしています。イギリスには、印象派の先駆者、ターナーがいましたから、少なからず影響を受けたのかなぁと想像しておりました。
②自然とか(光の表現へ)
睡蓮を初め、植物や水、空など、自然の表現にこだわりが見えてきます。今回の企画展では、この、光の表現を模索していた時期の、習作も何点か展示されていました。
他の企画展では、有名作品が数点展示、と言うことも多いです。今回の企画展は、有名作品意外にも、表現を模索していた時期の作品も鑑賞できるのは嬉しいところでした。
③装飾画へ
この辺は、所謂睡蓮の絵、と言われて思いつく時期の作品がたくさんありました。ここが一番目玉!って印象です。
特に、大判の睡蓮の絵が7〜8点、円形の展示室をぐるりと取り囲むように展示されていました。昼時の雲の映り込み、黄昏時や、柳の映り込みに注目したものなどがありました。時間の流れ、空気感の移り変わりなど、印象派が映したいと思っていたものが、明確に分かる展示様式で、ぞくぞくします。おすすめです!(なお、会場図見れば明らかなので、展示様式はネタバレじゃないです。。)
④晩年(白内障の時期)
この辺の時期は、白内障を患っていたため、色彩が独特で、形も上手く取れていない作品が多いです。 が、その状況下でも、赤、黄、緑を用いて、燃え上がるような、訴えかけてくるような植物の表現を感じました。。手元に使えるカードで、探れる表現を見つけていく姿勢がすごいです。ちなみにこの後、最晩年では、手術した関係で、また青の表現も取り戻してます。
展示してあった名言に、「人は私のことを、抽象表現を極めたみたいに言うが、そうじゃないよ。私が書きたいものは、身近な自然にあるものだよ。(超意訳です。許してください。)」と言うものがありました。私もこのブログで、そんな絵をいつの日か公開したい。。(まず絵を描け)
モネは、筆者が一番好きな絵描きなので、記事に熱が入ってしまいました。。。今後は、完結に書くように、猛省します。。。
といいますか、お絵描き日記なので、そろそろ絵を書くようにします。。。
今回は、以上です。